十日えびす

十日えびす

毎年、長蛇の行列を覚悟して一人で参拝に行っています。本殿に辿り着くまでのおよそ2時間は苦行と割り切っていましたが、今年はたまたま友人が付き合ってくれましたので、随分様子が変わりました。
一人ですと時間は遅々として進まず、退屈以外何物でもありませんが、友人と世間話をしながら並んでいると、時間が経つのは早いものです。参道を行き交う人々や、賑やかな露天の風景を楽しみながら、「程なく」本殿に到着です。気持ちを込めて商売繫盛、健康を祈願して恒例の福引券を購入すると。「祝い酒」が当たりました。早速、ファイネストピアノ福岡のショールームの一角にお供えしました。

ほとんどの参拝者は、友人や家族と一緒に来ていますが、袖が触れ合うぐらいの隣に、20代前半と思しき女性が、一人でずっと並んでいました。本を読んだり、携帯を見たりして時間を潰されていましたが、私も去年まで一人でしたので、同じ境遇だったよしみで声をかけてみました。聞いてみますと、「ご縁」がありますようにと、時々、参拝にお越しになっているとの事。十日えびすは、縁結びの神様でもありました。

前にも書きましたが、縁起ものですので毎年参拝しているとなかなかやめる勇気がありません。私の場合、ほとんどの友人がすでに現役を引退していますので、商売繁盛とは縁がありませんが、来年も誰か無理やり誘って、苦行を回避したいと思っております。