1997年9月、新しい仕事への期待と不安を抱きながら、福岡の地からスタインウェイジャパンの開業イベントに出席する為に東京へ向かいました。ニューヨーク本社の社長、ハンブルグ工場の社長、スタインウェイジャパンの社長とスタッフ、弊社を含めて十数社の特約店がセレクションセンターへ一堂に会し、スタインウェイジャパンの門出を祝いました。ゲストピアニストは当時ショパンコンクールで入賞を果たし大きな脚光を浴びていた横山幸雄氏。これから大きな活躍が期待される横山氏の若さあふれる演奏は、スタインウェイジャパンの未来に大きな可能性を感じさせてくれました。
あれから20年、その間スタインウェイジャパンも特約店も紆余曲折、変遷がありましたが、スタインウェイピアノの素晴らしさを多くの人々に伝えたいという共通の思い、その人の人生を変えてしまうぐらいの名品スタインウェイピアノの仕事に関わっている喜びに長い間支えられてきたように思います。
今年成人式を迎えるスタインウェイジャパンは社長も変わり特約店の数も増え多彩な顔ぶれとなりました。20年目を節目にして新しいスタインウェイジャパンに生まれ変わろうとしています。
2017年5月13日、スタインウェイジャパン設立20周年のイベントが開催されます。スタインウェイ・コンクール大賞受賞者と、日本を代表するピアニストの清水和音氏をお迎えして、14時から王子ホールで記念コンサート、18時から福沢諭吉氏が提唱し結成された日本最初の社交クラブである交詢社でレセプションが予定されています。
このイベントに出席して、スタインウェイジャパンと共に歩み続けてきました20年を振り返り今後の在り方を考えてみたいと思っています。
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