第2回スタインウェイ・コンクール in Japan本選参加者

第2回スタインウェイ・コンクール in Japan本選参加者

先日、第3回スタインウェイ・コンクール in Japan(スタインウェイジャパンHPご参照)に参加される幼稚園年長のお嬢様とお母様が来店され、弊社スタインウェイサロンの「スタインウェイピアノ」で練習されました。「少し聴いても良いですか?」とお嬢様に尋ねますと「ダメ。」と拒否されました。知らない人が側にいると練習に集中出来なかったかもしれません。

「まだ年長なのに、もう結構芯がありしっかり自分の意見を持っているのですよ。」とお母様のお話。レッスンを始めてまだ1年半ぐらいなのに、先生のご自宅にあるグランドピアノとご自分のアップライトピアノの音やタッチの違いが分かるらしく、ご自分のピアノはもう弾かないと時々我儘をおっしゃるようです。

スタインウェイピアノでの練習が終り、「ピアノはどうでしたか?」とお嬢様にお尋ねしますとニコッと微笑まれ「うん、良かった!」とのお返事。

お帰りの際にお母様が「スタインウェイピアノはさすがに素晴らしい、しかし手が届きませんね。ボストンピアノでしたら何とかなるかな?」とお話されましたので、弊社に展示してあるボストンピアノをご案内してお嬢様に試弾して頂きました。小職は邪魔にならないように席を外しましたら、数分も経たないうちにうちにお嬢様が演奏を止めてしまいました。理由を聞きますと「さっき弾いたスタインウェイと音が違う。」と明解な感想を頂きました。

お母様のおっしゃる通り、小さなお嬢様は音の違いがしっかり分かるようです。ボストンピアノはヤマハ製やカワイ製のピアノとほぼ同じ価格帯で、広く皆様に愛されているピアノですが、やはり価格が数倍するスタインウェイピアノと比べてしまうとこのような感想になってしまうようです。

お子様は直感的に良いものが分かる能力をお持ちです。