先日、東京から来た知人を太宰府天満宮に案内しました。現地に近づくと平日にもかかわらず車の流れが何故か悪くなりました。遠くに視線を送りますと太宰府駅や参道入口付近は人だかり。駐車場に止めて天満宮へ向かうと参道や周辺の道路は溢れんばかりの人、人、人。これが時々車の流れを止めている理由のようです。
参道で聞こえてくるのは異国の言葉ばかり。中国や韓国からの観光客が大挙して押しかけています。独特の色合いやデザインの洋服に身を纏った人々が名物の梅ヶ枝餅を頬張りながら歩き、200m程の参道を埋め尽くしています。お正月に負けないぐらいの混みようです。参道を抜けても本殿前の広い参拝場に着くまでずっと異国の人々、日本人の会話はほとんど聞こえません。
銀座や浅草等、東京の有名な観光地でも同じ光景に遭遇します。観光バスが路上に駐車し、太宰府で見た同じような服装の人々がお喋りしながら忙しく歩いています。声のトーンが高いので異国の言葉はよく響きます。日本人はいるのかなと感じるぐらいです。観光地ではよくある光景ですが、今更ながら海外からのお客様が多いのだと痛感させられます。
良い日本製品を購入する為の買い物ツアー、日本の文化や伝統に触れる為の観光ツアー等日本へ訪れる目的は様々ですが、お陰様で銀座や秋葉原のショッピング街、太宰府天満宮や浅草等の観光地はきっと商売繁盛に違いありません。また外国の人々に日本の良さを知って頂くことは国際交流に繋がる絶好の機会ですので、しっかりとおもてなしが出来る環境を整えたいものです。