イベントスペースでの演奏会と思いがけない再会

ピアニスト　内 奈々子さん

先日、「ミラソール」という会社の女性から電話があり、ファイネストピアノ福岡のイベントスペースのご予約が入りました。
弊社のホームページで紹介しておりますイベントスペースの写真では、実際の会場の広さなどがわかりにくいため、通常は事前にご来店の上、現場を確認して頂くようにお願いしておりますが、今回は少人数（10名様前後）のため会場の事前確認は不要とのことでした。目的は、スペイン在住の20代半ばのピアニストが、関係者に内々でお披露目をするための演奏会とのことでした。
当日、主催者側の女性がお越しになり、テキパキと準備されて演奏会が始まりました。ピアニストは内 奈々子さん、イタリアとオランダの音楽大学で学ばれたのち、スペインの音楽に興味を持たれ、現在はスペインでご活躍とのことです。楽器と関わり合いをお持ちのお客様が10名様ほど来場され、スペインの音楽を中心に1時間ほどの演奏を楽しまれました。

イベントスペースでの演奏会の様子

今回の企画をされたミラソールの女性担当者の仕事振りがあまりに見事でしたので名刺を交換しましたら、会社の正式名は「オフィス・ミラソール」だとわかりました。そして、その方は福岡でマスコミ関係にタレントを派遣しているマネージメント代表で、福岡の放送局TNC（テレビ西日本）でキャスターをされていた根本実香さんでした。その立ち振る舞い、周りへの細かい配慮、終始絶えない笑顔など素晴らしいプロ意識だと感心しました。「オフィス・ミラソール」様はスペインにも事務所をおき、福岡との文化交流も推進されていて、今回はその一環としてスペイン在住の若きピアニストを招かれたとのことでした。

実はこの日、思いがけない出来事がありました。演奏会が終わり、お客様の一人が小職に声をかけてこられました。「お久し振りです。その節は大変お世話になりました。」記憶を辿っておりますと、その方がお連れの方へ「ここでピアノを買ったのよ。」とおっしゃった言葉で、当時の記憶が鮮明によみがえりました。その方は、10年以上前に弊社からスタインウェイピアノをご購入くださったお客様でした。納品後2年間ほどお付き合いがありましたが、その後転居されてご縁がなくなっていましたので、思いがけない再会に嬉しくなりました。