舞台の中央に調律師、その周りにはオーケストラの椅子が整然と並んでいます。
鍵盤を叩いている音が館内に響いています。
アシュケナージ指揮、アイスランド交響楽団と辻井伸行さんの本番前の舞台風景です。
館内はピアノの音、スタッフの掛け声以外何も聞こえない静けさの中に緊張感が漂っています。
これから感動的な演奏が始まるのだという期待感に包まれます。
仕事柄、本番前に館内に入り、リハーサルを聴く機会があります。そこでは演奏時とは違ったアーティストの表情を垣間見ることが出来ます。
辻井伸行さんはいつも明るく元気で、笑顔が素敵です。
アシュケナージ氏が乗っておられた新幹線にトラブルがあり、本番開始が若干遅れました。
辻井伸行さんは、お待ちになっているお客様の為に、予定されていない曲を演奏されるハプニングがありました。
その優しいお心遣いが辻井伸行さんの演奏をより魅力的にしているかもしれません。
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